マウスピース型矯正

マウスピース型矯正装置とは

マウスピース型矯正装置とは

マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、透明なマウスピースを使用して歯を段階的に動かす矯正治療です。このマウスピースは、コンピュータで精密に設計され、個々の患者様に合わせてカスタムメイドされます。約2週間ごとに新しいマウスピースに交換し、徐々に理想的な歯並びに導きます。 装着していてもほとんど目立たず、見た目を気にせずに治療を進められるため、特に外見に気を遣う方にとって理想的な選択肢だと言えるのではないでしょうか。また、必要な場面では簡単に取り外しが可能で、食事や歯磨きの際に便利です。
マウスピース型矯正装置は、個々の治療計画に基づき、一人ひとりに合わせたオーダーメイドの装置を使用するため、患者様ごとのニーズや希望に沿った効果的な治療が期待できます。

当院の取り扱っているマウスピース型矯正装置

インビザライン矯正の特長

インビザライン矯正の特長

インビザライン矯正の最大の特長は、その透明で目立たない装置です。装着していることが他人に気づかれにくく、外見を気にせずに治療を続けられます。また、取り外しが可能なため、食事や歯磨き時に不便さを感じることなく、日常生活を快適に過ごすことができます。
インビザラインはアメリカのアライン・テクノロジー社が製造しており、世界中で幅広く使用されています。2023年12月時点で、100カ国以上で導入され、800万人以上の患者がこの装置を用いた矯正治療を受けています。さくら参道歯科・矯正歯科では、豊富な治療実績を基に、安心して治療を受けていただけるよう取り組んでいます。

インビザラインのメリット・デメリット

インビザラインのメリット

目立たない透明デザイン

インビザラインは透明なマウスピース型の矯正装置で、装着してもほとんど目立ちません。そのため、見た目を重視する方や、人前に出ることが多い職業の方に特におすすめです。

痛みの軽減

ワイヤー矯正とは異なり、インビザラインは歯に直接固定されないため、矯正による痛みや違和感が少なく、快適な治療が可能です。

安全性

ワイヤー矯正のように、ワイヤーが外れたり口内に刺さったりするリスクがなく、安全に治療を受けられます。

衛生的な管理

食事の際に簡単に取り外せるため、食後の歯磨きやマウスピースの清掃がしやすく、口腔内の衛生状態を保つことができます。

金属アレルギー対応

インビザラインには金属が含まれていないため、金属アレルギーをお持ちの方でも安心して使用できます。

治療過程の可視化

3D画像を使って治療計画や矯正後の歯列を確認できるため、患者様に安心感を提供します。治療の進行状況を把握しやすい点も大きなメリットです。

カスタマイズ可能

インビザラインは、患者様一人ひとりのニーズに合わせてカスタマイズされたマウスピースを使用するため、個別の治療に対応しています。

通院回数の削減

ワイヤー矯正に比べて通院回数が少ないため、忙しい方や遠方にお住まいの患者様にも便利です。

インビザラインのデメリット

高額な費用

インビザラインは保険適用外の自由診療となるため、費用が高くなる場合があります。治療前にしっかりと費用について確認することが重要です。

自己管理の重要性

マウスピースは患者様自身で取り外しが可能です。そのため、装着を怠ると治療効果が得られない可能性があり、自己管理が求められます。

保定装置の必要性

矯正治療が完了した後も、歯の位置を安定させるためにリテーナー(保定装置)の装着が必要です。

インビザラインと他の矯正方法の違い

インビザラインと他の矯正方法の違い

インビザライン矯正は、従来のワイヤー矯正装置とは異なり、装着時に目立たないため、多くの方が抱える「矯正装置が見えてしまうことへの不安」を解消することができます。このアメリカ発の技術は、見た目に配慮したい方々にとって理想的な選択肢だと言えるのではないでしょうか。
さくら参道歯科・矯正歯科では、この革新的なインビザライン矯正を提供し、患者様一人ひとりに適切な治療計画を立て、細やかな診断を行っています。

さくら参道歯科・矯正歯科の特徴

経験豊富な矯正歯科医師による治療

経験豊富な矯正歯科医師による治療

当院では、豊富な経験を持つ矯正専門の医師が、様々な矯正治療に対応できる体制を整えております。マウスピース型矯正やワイヤー矯正など、多岐にわたる治療法を提供しており、患者様一人ひとりの状態やニーズに合わせた適切な治療を行っています。
マウスピース型矯正に特化した治療のみを行う歯科医師との大きな違いは、当院の矯正医がワイヤー矯正においても専門的な知識・経験を有している点です。そのため、万が一マウスピース型矯正だけでは理想的な結果が得られない場合でも、ワイヤー矯正を併用してしっかりと歯並びを整えることが可能です。

新しい設備と精密な診断技術(iTeroの使用)

最新の設備と精密な診断技術(iTeroの使用)

当院では新しい設備のiTeroの使用しております。iTeroは、光学式口腔内スキャナーで、「歯型取り」「歯間の虫歯の発見補助」「矯正治療のシミュレーション」など、多様な用途で使用できる先進的なデバイスです。このスキャナーは、インビザラインと同じく米国アライン・テクノロジー社によって開発されました。
アライン・テクノロジー社は、独自に開発した3D画像化技術と審美的要素を組み合わせた矯正装置「インビザライン システム」、口腔内スキャナー「iTero」、そしてCAD/CAMソフトウェア「exocad」を世界中で展開しており、信頼性と実績を誇っています。
iTeroは、従来の歯型採取と比べて患者様への負担を大幅に軽減できるという大きなメリットがあります。さらに、施術者はスキャン中にモニターでリアルタイムに確認しながら進めることができるため、歯型採取の失敗や取り直しがほとんど発生しません。これにより、患者様は安心してスムーズな治療を受けることが可能です。
また、iTeroは精密なシミュレーションを行うことで、矯正治療の効果を事前に視覚化することができ、治療の計画をより正確に立てることができるため、インビザライン治療においても非常に重要な役割を果たしています。

患者様に寄り添ったカウンセリング

患者様に寄り添ったカウンセリング

当院では、矯正治療を検討されているかどうかにかかわらず、より多くの方々に矯正治療について知っていただきたいという強い想いがあります。そのため、初診カウンセリングは無料でご提供しています。
初診カウンセリングでは、まず患者様のご希望やお悩みをじっくりとお伺いし、その後、経験豊富な矯正歯科医が患者様のお口の状態を確認いたします。そして、治療にかかる期間や費用についても、具体的かつ詳細にご説明いたします。「矯正治療を考え始めたばかりで、まだよくわからない」という方でも、丁寧に一つひとつご説明いたしますので、安心してご相談ください。

インビザライン矯正の治療の流れ

1 カウンセリング

当院では、日本矯正歯科学会認定医による無料カウンセリングを通して患者様のお悩みを丁寧にお伺いし、その後診察を行います。診察後歯の状態、インビザライン治療の詳細、治療期間、そして費用についてご説明いたします。なお、検査をご希望の場合、通常の矯正歯科治療と同様に検査料金がかかります。

2マウスピース(インビザライン)の製作

患者様の歯型に基づいて、治療専用の数十枚のマウスピースを製作します。製作期間はおよそ3~4週間です。完成後は、治療に応じた複数枚のマウスピースをお渡しし、装着と取り外しの方法、そしてマウスピースや歯のケア方法について詳しくご説明いたします。その後、治療がスタートします。

3通院で歯並びのチェック

治療中は、1.5~3カ月ごとにご来院いただき、インビザライン矯正中の歯並びや口腔内の状況を定期的に確認いたします。ご来院時には、虫歯のチェックや口腔内のクリーニングも行いますので、矯正治療中も口内環境を良好に保つことが可能です。

■通院期間・通院回数の目安
通院期間:2年〜2年半 ※患者様によって異なります。
通院回数:2ヶ月に1回程度の通院

インビザライン矯正を受けるまでに知っておきたいこと

インビザライン治療が適している人と適していない人

インビザラインが向いている人

インビザラインが向いている人

インビザラインが適しているのは、以下の9つのタイプの方です。

治療中の見た目が気になる方

透明なマウスピースで目立たず、見た目にこだわる方に適切だと言えるでしょう。

軽度の不正咬合の方

軽度の歯並びの乱れを持つ方に向いています。

外食や飲み会、旅行が少ない方

マウスピースの装着時間を守る必要があるため、頻繁に外食や旅行をする方よりも、生活リズムが安定している方に適しています。

間食が少ない方

1日18~20時間の装着が必要なため、間食が少ない方が適しています。

金属アレルギーがある方

金属を使用しないため、アレルギーがある方でも安心して治療できます。

痛みに敏感な方

ワイヤー矯正に比べて痛みが少ないため、痛みに敏感な方に向いています。

食事制限を避けたい方

マウスピースを外して食事ができるため、食事制限をしたくない方にぴったりです。

しっかりと歯磨きをしたい方

簡単に取り外せるので、日常的に歯磨きをしっかり行いたい方に向いています。

インビザラインが向いていない人

インビザラインが向いていない人

一方、インビザラインが向いていないのは、次のような方です。

抜歯が必要な方

抜歯が必要で歯の移動が大きい場合、インビザラインでは対応が難しいことがあります。

骨格的な問題がある方

顎の骨に問題がある場合は、外科的な治療が必要になるため、インビザラインでは対応できません。

自己管理が苦手な方

マウスピースの装着や交換、ケアを自己管理できない方には不向きです。

間食が多い方

頻繁にマウスピースを外す必要があるため、間食の多い方には向いていません。

インビザライン矯正を選ぶ理由

インビザライン矯正を選ぶ理由

インビザライン矯正は、見た目が自然であり、噛み合わせの改善にも効果的です。特に年齢を重ね、歯や歯肉が弱くなってきた方や、40代から増加する歯周病リスクが気になる方に適しています。取り外しが可能なため、普段通りの歯磨きやフロスができ、歯周病リスクを低減できる点が大きな利点です。歯が弱い方にも優しく、20代・30代だけでなく、40代の方にも多く選ばれています。当院では、多くの方がインビザラインを選び、美しい笑顔を取り戻されています。

インビザライン矯正の痛みについて

インビザラインの大きな利点の一つは、他の矯正方法に比べて痛みが少ないことです。痛みがあっても、通常は軽度で、鎮痛剤を必要とすることはほとんどありません。痛みの程度は個人差がありますが、新しいマウスピースを装着した際には軽い違和感や圧迫感を感じることがあります。これは歯がゆっくり動いている証拠で、通常は時間とともに慣れ、違和感も減少します。

ワイヤー矯正との違い

ワイヤー矯正との違い

インビザラインは、従来のワイヤー矯正と比較して日常生活での違和感が少なく、見た目も自然です。取り外しが可能なため、食事や歯磨きも楽に行えます。

インビザライン矯正の注意事項

インビザラインは痛みが少ないものの、新しいアライナーに替えた際に軽い違和感を感じることがあります。これは正常な反応で、通常は慣れることで解消されます。また、1日に18~20時間の装着が必要であり、食事や歯磨きの時のみ外すことが推奨されます。アライナーの交換は歯科医師の指示に従い、定期的な診察を受けることが大切です。噛み合わせや歯並びに異常があれば、速やかに相談してください。

インビザライン矯正の治療期間

インビザライン治療には時間がかかることがあります。一般的には2~3年が標準ですが、短い場合でも1年半は必要です。部分矯正の場合は約半年から1年、全体矯正では2~3年が目安となります。また、治療には「矯正期間」と「保定期間」が含まれており、矯正期間は通常1~2年、保定期間は少なくとも2~3年を要します。具体的な期間については、担当の歯科医師にご相談ください。

インビザライン矯正の開始年齢

インビザライン矯正の最適年齢

インビザライン矯正に年齢制限はなく、口腔内が健康であれば、年齢にかかわらず治療が可能です。当院では20代から30代の患者様が多く、40代で治療を始める方もいらっしゃいます。

歯周病との関連性

不適切な歯並びは歯周病リスクを高めます。インビザライン矯正は歯並びを改善することで、歯周病予防にも効果的です。食事時にマウスピースを取り外せるため、ワイヤー矯正と比べて虫歯や歯周病のリスクが低いとされています。しかし、マウスピース装着前の入念な歯磨きを怠ると、虫歯や歯周病の原因になることがあります。